スロベニアに来た。
ごめんなさい。
先に謝ります。
生きてます。
フェイスブックで、
「携帯死んだのでたすけてください」
と悲鳴をあげたところ、
予想以上に、というか全く予想のしていなかった数々のメールを頂いてしまい、「なんて自分は愛されているんだ」と勝手に愛に浸っている自分は今、
スロベニアに向かっています。
“死んだ”と表記した携帯は一ミリも頭を打ったりなんかしてません。
正しくは、
“充電器が壊れてた”
ただ、それだけです(照)
失くしものをしてクラス全員が必死で捜索してくれたのに、「あ‥ポケットにあった…」というあの時の衝撃、そして羞恥心。
ほんとごめんなたい。
ただ違うのは、素直に告白をしても「はー?どんだけ心配したと思ってんだよ」といったような台詞は一言も受けず、皆口を揃えて「よかった」とだけ言うから。。
もう、泣いた、泣いた。
お陰様で朝の5時にドイツを旅立つ予定だった自分は今、夜の22時。バスの中、見たことない丸さの月が一人ぼっちの僕を照らしてくれました。
(乗り換えのミュンヘンにて)
日本を出るときにはなかったアコーディオンと、でかいスーツケース。その他諸々。
体重の重いアコーディオンのせいで、“バックパック旅”には終止符を打つこととなりました。卒。
と、
ここまでバスの中で書いていた様なのですが、記事を書き終えることなく眠りについてしまったみたいです。
ドイツでは入国してからほぼ一度も孤独を味わっていなかった僕は、今回初めて果てしない孤独を存分に味わいました。
クロアチア行きのバスで、途中のスロベニアで降りるマイナーな人間は自分含め二人。途中何度か休憩タイムがあり、二度目の休憩。呑気に仲良くなったバスの運転手さんと話していると、
運転手
「どこ行くの?」
自分
「リュブリャナだよ」
運転手(+近くにいたおばさん)
「…?!ここがリュブリャナだよ!!」
危うくクロアチアまで行っちゃうところでした。
発車前、荷物を預ける段階で運転手さんと仲良くなっておいて良かった。まじで。
“はじめてのおつかい”の子供を見送るような優しい目で、最後には「気をつけなよ」と頭をポンポンしてくれました。
どこ行っても愛されんなー。
こういう時にはとことん“子供っぽさ”を無意識に発動してしまう僕の体の優秀さといったら。。
にしても、
朝5時に見知らぬ地にたった一人で佇む孤独さはもう、異常。
ホテルの予約日程は間違えてるし、チェックインは15時だし、それまで歩く気力も何もない。そして、くそ寒い。
(今朝の宿)
ここで寝転がるも、寝ることも出来ず、「なんでスロベニアにいるんだ?」と自問自答の死にそうな時間。よくぞ耐えた。
もうどうしようもないからダメ元でホテル行ってしまえ!と最後の気力を振り絞って30分以上歩き、ホテルに着くともう平和。
「喋れる人がいる」
たったそれだけの凄まじい安心感。間違えた予約日程も問題なく変更、その場でチェックインさせてくれました。神。ほんと頑張った。
あとはもう同じ部屋の人間とは自然に友達になるので、数時間寝たあと、コーヒーを奢ってもらい、スーパーでパンと飲むヨーグルト(安定)を買ってもらい、またこれから寝るところです。
あれ、またお金かかってないや。
…ところで、
「スロベニアってどこだよ」
という声がうじゃうじゃ聞こえてきそうですが、まじで、
自分が一番聞きたい!!!
この辺りの国スロベニア、クロアチア、セルビア、ボスニア・ヘルツェゴビナ…
小学生の頃にハマって覚えたそれらの国旗と、国名の響きが好き。それだけ。
それだけで、なんか、来ちゃった。
え。
とりま、とても疲れているので、
写真は気が向いたら貼っていきます。
ホテル周辺はなんと表現したらいいか分からない古い小さい街で、
無駄に時間が落ち着いてて、落ち着かねぇ。
今日明日は体休めの期間として、元気があれば洞窟観光、元気がなければクロアチアにさっと行ってしまおうと思います。
多分元気ないわ。
また出発前、ドイツでも色々なことがあり、ありすぎて文字が追いつかないので(パソコンがあれば余裕)徐々に書いていき、ます。
気が向いたら。
それでは、
今日の所はおやすみなさい。
(今夜のホテル)