BOKETTO

ヨーロッパ一人旅の記録とひとりごと。

画面

 

 

これからどんどん近い未来に向けてAI化が進んでいく

 

それを怖がる人がいる

 

 

だけど

 

僕らはもうすでにスマホに取り憑かれているし

 

彼女の顔より画面を見る時間の方が多いのが

 

もはやふつうのカップ

 

一般的なカップ

 

 

女子も男子も画面

 

 

隣に愛する人がいても

 

目の前にいても

 

その瞬間、どんな顔を見せてくれたのか

 

どんな話で笑いあえたか

 

スマホに時間を費やさなければ

 

きっとたくさんの愛しいものを

 

五感が受け取っただろうに

 

 

 

そんな人の末、

 

死ぬ間際に感じることはなんでしょう

 

 

 

「今、しにそう」

 

 

とそれでも尚、SNSにアップするんでしょうか

 

 

 

目の前を生きることもできない人間が

 

他人の人生を生きている

 

今の多くの人のスマホの使い方はそうです

 

そう感じます

 

 

 

ハンガリーで出会った盲目のピアニストが

 

僕の知っている人の中で

一番カラフルな世界を見ている気がする

 

 

 

 

 

手を痛めつけた

 

 

ほんの、ほんの、少し

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今ぜんせかいでひとりだけ

 

 

 

たったひとりだけ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まじでむりなやつがいる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だからおれはもちたいナイフも持たずに

 

 

 

 

 

  

 

 

 

うたをうたうよ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うたをうたえば

 

 

 

 

 

鍵盤に向かえば

 

 

 

 

 

 

 

どんだけそういう気持ちでうたっても

 

 

  

 

 

 

うたに刃先はなくなるんだ

 

 

 

 

 

 

 

かなしいことに

 

 

 

 

そんなときのぼくのうたは

 

  まるで

 

 

 

 

 

鋭いナイフでじぶんの心を

 

 

 

やさしくじわじわと傷つけるような

 

 

 

 

サビはずぶずぶと奥底へつかれるような

 

 

 

 

 

そんなうた

 

 

 

 

 

 

かなしいけど

 

 

 

そうしてナイフを自分に向けるかでしか

 

 

  

 

 

本物のナイフをしまうことはできないのだ

 

 

 

   

 

 

 

 

 

 

 

あばれそうなぼくをままのむねとうででおさめてほしい   

 

 

 

 

 

 

 

 

いつまでもままに心配をかける子でごめんなさい

 

かみへ

愛の音はどんな音ですか

品があり高貴な黒鍵の音ですか

それとも時に子供らしく何も知らないような無邪気な白鍵の音でしょうか

そのどちらも合わさった和音でしょうか

教えて下さい

あなたが愛に基づいて愛の曲を奏でる時、

それはどの音をどの様なタッチで

どの様に響かせるのでしょうか

僕はただ

切なさを覚えました

教えて下さい

誰かを愛する時

僕のその愛のせいで

そこに元からあった愛を壊したり

踏み潰したり

ぐしゃぐしゃにしてしまう末路は

更にその末路を知っていてまで

僕が赤い心を捨てないことは

愛でしょうか

それでもそれを愛と呼んでくれるでしょうか

それともそこで壊れる愛など無く

あったとしても白紙になることはないのなら

又は成長してカタチが変わるだけの愛ならば

今これを書き撫でているやさしい僕はとても楽ですが

いつもの恋人に嫉妬したり怒ったり

ただの「人間」の姿形したいつもの僕は

とてつもなく嫌です

それくらい

他の物を平気で投げれるくらい

この星で一番の美しい物を見つけたかの様に

すぐに僕にとっかかってくる我儘な愛が欲しいのです

しかし僕の愛は

誰かを

もしくは「みんな」が幸せになるものだって

僕が言っていたから

それはそれで嫌なんだ

だけどどっちも嫌なんだ

だからこれを書いている「やさしいぼく」

にいつもなれたらいいな

だけど人間らしくみんな死ね

とか

ばかやろう消えろ

とか

そう思ってしまう

いや

こんだけ博愛主義な心を持つ俺が

そんな人間くさい感情を持てる

そんな愛おしい弱々しい心も

愛で奏でたい

誰かにこの心を抱いて撫でてもらうことも大いに必要だが

こんな切なき少し人より優しすぎた女の子は

俺の中のちょっぴり男より男らしい俺が

だいてやる

君は強くならなくていいよ

心の中でそう何度も呟いて

俺が抱いてやる

大丈夫だよ

おやすみ

めろん

 

 

生まれ変わったら

 

めろんになりたい

 

 

好きな人もさほどいないが

 

高級扱いされ

 

たかと思えば

 

3口食えば

 

もう飽きた

 

と言われ

 

 

しかし

 

食っても食わなくても

 

そこにいるだけで

 

部屋一面に

 

匂いを放つ

 

虫さえも寄ってくる

 

 

くさいので

 

冷蔵庫に入れたかと思えば

 

ほかの食材まで

 

ほぼメロン臭

 

 

そんな

 

珍しくて手にしたかったのに

 

手に入り口に入ればすぐに飽きられる

 

しかしそこにいるだけで

 

そこの空間を塗り替える

 

めろんになりたい

 

 

熱帯で元気よく育ったのにダイエット目当てに毎朝むしゃくしゃ食われるバナナより、

 

ご褒美にテカッたスプーンで綺麗にすくわれて飽きられるメロンちゃんでいたい

 

 

です

 

 

飾りのイチゴはいや

 

 

 

よっぱらってないです