BOKETTO

ヨーロッパ一人旅の記録とひとりごと。

2019-01-01から1ヶ月間の記事一覧

一人映画の果て

今日でこのすっかり住み慣れた家と、そこの唯一の同居人であった年季の入ったピアノとまたねをする。人間は本当に慣れてしまう生き物で、この家に到着した日は子供のようにはしゃぎ喜んだのを鮮明に覚えているが、それから今日までは至って普通の毎日だった…

お金の目覚め

ぼくはこれまで大事なことを忘れていた。 今ぼくらが生きているのは三次元の物質世界だということ。 19歳からのヨーロッパ一人旅で、 「思い通りになる」「どこへ行っても助けてくれる人が現れる」 という引き寄せ慣れをしてしまった僕は 「おかねなんてい…

人類の為の人工第二言語(国際補助語)について

ここ最近、ヨーロッパに来てから「言語」について考えることが本当に多かった。 2年前、初めてヨーロッパに来た自分はなぜだか共通言語の全くないトルコ人と2ヶ月間も一緒に住むことができた。しかもそこにストレスはなく、あるのは簡単な英単語「グッド」…

かなっていた

いま大好きなヨーロッパで、かなり好みの色調の壁、床、小物ひとつ切り取っても本当にお洒落で自分好みの部屋にいる。この細部へのこだわりと、センスの良さがたまらない。日本の賃貸では絶対にない。家のどこを切り取っても、「ふぅ」と美しさと落ち着きを…

おこる

ほんの少し前までは相手に怒りを見せたりぶつけたりするのは"子どもらしい”と思っていて抑え込んでいたけれど、どうせ本当はある怒りを抑えてある日爆発するくらいなら最初から素直に相手に伝えるのが心地いい。ぶつけるのは良くないけど、時にぶつかったっ…

場所

喜怒哀楽の喜だけが詰まった場所とお別れするのは、案外かんたんに出来てしまう。 けれど喜が詰まった場所で沢山泣いたり怒ったり暴れたり、傷や涙も一緒に壁に染み込んだ場所とお別れするのは本当につらいのだ。 わらって、ないて、怒りくるって、争って、…

空から爆弾を落とせる気持ち

たった一度の動作で大量の人間を殺してしまえる爆弾を落とすという行為を、ましてやそれも青くキレイな空から。 一体誰がそんな残酷なことを出来るのだろうと思っていたけれど、このあいだ飛行機に乗りながら地上を見下ろしている頃、とても冷酷なことにちょ…

しあわせの意味

しあわせの意味など、いつも変わる。 自分がどこで、なにで幸せを感じるかだ。 そうでないとかえっておかしなことになる。 いやでもそうなってしまうのが人間らしい。 「〜が叶ったら私はもうなにもいらない」 とか具体的には 「たつやと付き合えたら死んで…