画面
これからどんどん近い未来に向けてAI化が進んでいく
それを怖がる人がいる
だけど
僕らはもうすでにスマホに取り憑かれているし
彼女の顔より画面を見る時間の方が多いのが
もはやふつうのカップル
一般的なカップル
女子も男子も画面
隣に愛する人がいても
目の前にいても
その瞬間、どんな顔を見せてくれたのか
どんな話で笑いあえたか
スマホに時間を費やさなければ
きっとたくさんの愛しいものを
五感が受け取っただろうに
そんな人の末、
死ぬ間際に感じることはなんでしょう
「今、しにそう」
とそれでも尚、SNSにアップするんでしょうか
目の前を生きることもできない人間が
他人の人生を生きている
今の多くの人のスマホの使い方はそうです
そう感じます
ハンガリーで出会った盲目のピアニストが
僕の知っている人の中で
一番カラフルな世界を見ている気がする