BOKETTO

ヨーロッパ一人旅の記録とひとりごと。

恋をしました。

“声は好きなのに、見た目は好きになれない”

これほど辛い恋愛はない。

 

日本を出る二週間前まで、あらゆる人に「ストリートピアノまわってくる!」と高唱していました。

ストリートピアノを知らない方は↓

https://edmm.jp/8145/

 

がしかし、一週間前にして「ピアノ、ちょっと飽きたんじゃね?」疑惑。それはそれは大きな問題で、飽き性な自分が唯一長年続けてきたピアノ。“飽きたかもしれない”という事実を受け入れることは本当に辛かった。しかも、それも、浮気。

「ピアノより、アコーディオンしたいわ」とある日突然冷めたテンションで皆様に伝えたもんで、ストリートピアノどうなったんだよ!!なんて声もありましたが、その台詞は自分が一番叫んでいました。

そしてもう一つ問題なのは、

恋したのはアコーディオンの「音色」であって、なぜか昔から見た目がどう頑張っても好きになれない、ということ。

前者は、「音で人が集まる空間、街を作りたい」という目的は変わっていないので、手段(楽器)が変わっただけ。今思えば大したことない。

後者は、一晩泣いて悩んだ挙句、「(膨よかなおっちゃんが弾いてる)アコーディオンのイメージを変えればいい」に辿り着いた。それでも好きになれないのなら、作ればいい。

 

そして早速YouTubeを開いて、
アコーディオン 女性」で検索。

 

日本人女性のアコーディオン奏者のイメージも、自分がなりたいような「カッコよさ」ではないので外国人女性の動画を無理矢理叩き込んだ。

すると、

あれ…

 

もしかしたら、
アコーディオン

 

カッコよくない??

にまで心を持ち上げることに成功。

次の日にはもうアコーディオンしか視界にないのでした。

そして奇跡的に見つけた全身ブラックのイケメンアコーディオンくん。

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しかも、入国予定のドイツにある。

これはもう運命。

すぐに連絡をして値を聞き、毎日のようにこいつを抱く妄想をし、こいつを抱く夢も見た。

ここまでくるともう、手に入ったと同じ。

 

結論から言うと、明日出逢えます。

今住んでいる所から約2時間。

片思いのこいつに会うために一人で。

二度、お店を訪ねた所、画像のはどうやら特別に鍵盤を黒くしたのだそうで「どうしても同じのが欲しい!」と“可愛く”申し上げた所、明日までに仕上げてくれるのです。

 

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(工房。興奮でブレてる)

 

日本にいる時から画像で見ていたこいつが今もう目の前に、と思うと不思議で仕方ない。

  

※ちなみにストリートピアノもかるく触ってくるので安心してください。

 

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お店の周辺。

この可愛さ。吐き気がする。