BOKETTO

ヨーロッパ一人旅の記録とひとりごと。

突として

 

それはある日突として始まり、

 

そしてまたある日、突としておわるのです。

 

 

だれも知らず。

 

 

神のみぞ知り。

 

 

今、今世で最もカオスな状況に居る。

 

 

せんたっきの上に座っている。

 

湯船のふちが足置き場。

 

 

さぞ想像のつかない配置だろう。

 

 

 

ぼくしかいない。

 

 

 

周りには助けてくれる人、

 

心配してくれている人、

 

大好きな友達、

 

家族、みんないる。

 

 

 

だけどみんな、箱の中だ。

 

 

携帯をなくしてしまったら、

 

ぼくにはいま誰もいない。

 

 

だれも。

 

 

みんないなくなっしまう。

 

 

みんな。

 

 

 

 

 

友人は少なくて良い。

 

 

けれど依存先が一つなのは

 

やっぱりごめんなんだ。

 

 

 

 

 

突としておわる。

 

 

 

 

にわかにおわる。

 

 

 

 

それは清々しく、あまりにクールにぐちゃぐちゃと。