突として
それはある日突として始まり、
そしてまたある日、突としておわるのです。
だれも知らず。
神のみぞ知り。
今、今世で最もカオスな状況に居る。
せんたっきの上に座っている。
湯船のふちが足置き場。
さぞ想像のつかない配置だろう。
ぼくしかいない。
周りには助けてくれる人、
心配してくれている人、
大好きな友達、
家族、みんないる。
だけどみんな、箱の中だ。
携帯をなくしてしまったら、
ぼくにはいま誰もいない。
だれも。
みんないなくなっしまう。
みんな。
友人は少なくて良い。
けれど依存先が一つなのは
やっぱりごめんなんだ。
突としておわる。
にわかにおわる。
それは清々しく、あまりにクールにぐちゃぐちゃと。