BOKETTO

ヨーロッパ一人旅の記録とひとりごと。

初めてビールを美味しく感じた日

 

12月13日。

記念すべき1日となった。

 

今、自分はほぼニートである。

 

だがしかし旅を終えた自分は、

「どうにでもなる」はたまた、

「思った通りになる」ことを知ってしまっている。

 

それはどんな状況であろうと。

 

 

だから収入源がなくなろうとも、怖くない。

 

不安がない。

 

生きているから。

 

たとえ借金をしたとしても、

ハッピーな毎日を過ごす人でありたい。

 

「問題」だと思えばなんでも問題になるし

「困っていない」と思えばなんだって困っていない。

 

 

でも人間だもの、少し前は、

「働かないと」思考になることもあった。

 

今はちっともやる気でないくせに、

「福岡 カメラマン 求人」や、

「福岡 バイト 単発」なんて調べてた。

 

本当はやりたくないくせに。

 

 

この一般的には〝やばい〟状況で、

「働かない」選択をすることは簡単ではない。

 

こわくて、こわくて、

 

不安で仕方なくて、

 

本当はやりたくもない仕事をはじめてしまう。

 

 

でも今回は「本当はしたくないこと」を“一切しない”

すると何が起きるか試してみることにした。

 

 

そしたら寝てばかりだった自分が今日、

珍しく一人で外に出る気になったので

「今日はハッピーバースデー。」と言って外に出た。

 

とことん自分の魂を喜ばせる日にしようと家を出た。

 

 

 

まずはずっと行きたかったネイルサロン。

 

両手ワンカラーでたったの2480円。

 

 

この2480円を払うのにとても勇気が必要だった。

 

これをすることによって、

「あ〜自分なにしてんやろニートやのに」

 

とか一ミリでも感じてしまうようなら

それはやめた方がいいけど、

 

 

結果、

 

とてつもなくハッピーやった♡

 

 

担当のお姉さんとごっつ仲良くなったら、

次行く予定だった近くのデパートまで送ってくれて。

 

 

自分のアコーディオンやら海外の話をしたら、

 

「絶対テレビ出ますね!」

「しかもあたしのお客さんってテレビ出る人多いんです」と。

 

 

 

そしてデパートではずっと欲しかったMACの化粧品を購入。

 

シャネルだのディオールだかなんだか、

ブランド店の並ぶデパートの化粧品の階なんて…

 

とか全く思わず、堂々とスニーカーで入る。

 

決して気取らず、かといって似合わない格好はせず。

 

「どの商品がいいか相談したい」ていうのもあるけど、

ネットやその辺の薬局で買うのと何が1番違うかって、

 

接客。しっかり人から買う、という行為。

 

またまた店員さんと仲良くなり、いいパワーをもらいました。

 

 

 

 

 

そして次は今日の最後に、日焼けサロンに行こう。

 

とまたMACのお姉さんが入り口の外まで送ってくれる。

 

 

 

 

サロンに着く3分前。

 

 

ポケットに手を突っ込むと、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ない。

 

 

 

 

 

 

 

財布がない。

 

 

 

 

 …ない。

 

 

 

 

 

 

 

 

またしても、やりました。

恒例の、“財布失くし”。

 

 

 

焦りはあったものの、

「日本だろ、あるだろ」

 

と、こういう時だけ突如現れる日本への信頼感w

 

 

 

 

 

「お金ないくせに使ってんじゃねーよ!!」

 

っていう天の声かとも思いましたが、

 

 

「いや、これは試されている。」

「この状況でどう上機嫌でいられるかだ。」

 

とゲーム感覚に陥った自分はどうにか思考をイジくりました。

 

 

 

結果、交番に行くと誰もおらず。

 

「不在なのでこちらにおかけください」の

指示に従って交番から電話をかけたところ、

 

「…あ、警察署に届いてます。」とのこと。

 

 

さっき受け取りました♩

 

 

 

 

 

受け取るまで自分が何したかというと。

 

もちろん、最初は歩き回りました。

 

 

 

でもないことがわかりすぐに「明らめ」ると、

交番に行くしか方法はないので交番へ。

 

 

その際、

 

財布をなくしたのにも関わらず、

バッグに残っていた小銭入れの存在を頼りに

コンビニで大好物のクロワッサンとシュークリームを買い、

 

「これは自分に何をわからせたくておこったんだろう?」

 

と少し考えた後、

「よかった〜あったわー!お祝いのシュークリームや!」

 

なんてもう財布が見つかった気持ちでシュークリームを頬張っていた。

 

 

ただの変人。

 

 

 

 

この時、一人じゃなかったら、

「は?何やってんの??そんなん食ってる暇じゃないから。」

 

と冷静にマイナスな言葉や力をもらって見つからなかったでしょう。

 

 

 

そんでこの記事のタイトルはなんじゃ、というと。

 

 

その後日焼けサロンはキャンセルして、

不動産の人にもらった「銭湯無料券」を使い、

露天風呂で今日一日とこれからの人生を瞑想。

 

それプラス銭湯で使える

「ドリンク一杯無料券」を使い(これももらったやつ)、

いつもならメロンソーダのところ、

 

珍しくビールにしました。

 

 

ノンアルコール。

 

ですけど、ね。

 

 

 

 

アルコールの有無はどうでもよくて、

 

このビールの味を美味しいと思う、というか

「体が求めた」のは割と初めてな感じ。

 

 

おめでとう、自分。

 

そしてお疲れ様。

 

 

 

 

 

 

明日からまた何が起きるんやろ。

 

 

警察曰く、

「財布を拾ってくれた人は女性で、

名前を言わずにパッと帰った」らしい。

 

 

 

なんそのカッコよさ、自分じゃね??

 

 

 

と思ったけど今回は落とした方だった。

 

 

 

 

 

財布を拾われる喜びを存分に味わったので、

今後どんなに自分にお金がない状況でお財布を拾ったとしても

嬉しい気持ちで警察に届けるだろう。

 

 

 

戻ってきてくれてありがとうよ、

ペラッペラな財布よ。

 

 

 

 

 

 

 

乾杯。

 

 

f:id:jigsawww23:20171214014519j:plain