BOKETTO

ヨーロッパ一人旅の記録とひとりごと。

ぼくなんか生まれなきゃ良かった そう思ったことは 学生時代の鬱だった頃くらいだが みんな死ねばいいのに とは今でも思うものだ それは冷たさからではなく ぬるく大きな愛からである 一度 もいちど寝て もいちど目を醒ませ そう言いたい人が沢山居る おれも…

東京

なんだかもう、しばらく居る気がする。 大嫌いだった東京の空気は前よりも吸うことに抵抗を感じない。 東京といえど、いろんな街があり、いろんな空の顔があり、雲があり、また人が居た。 僕が「東京なんか日本一嫌いだ」という勢いで東京を嫌っていたのは、…

神の御気持ち

神は人間に何を伝えたかったんだろう。 何を感じて欲しかったんだろう。 何を表現して欲しかったろう。 何を大事にして欲しかったろう。 何だけは辞めて欲しかったろう。 僕には分からねぇんだ。 (って言い方すると途端に厨二病ぽくなるけど続行) お風呂上…

マスクするならかっこいいヘルメットがいい

日本はすっかりマスクマンしかいない。飲食店再開などで緩和されつつあるも、「義務化」されている場所は未だ多い。かといって公共の場全てにおいてマスクをする義務がある訳では無い。にも関わらずスーパーに行けばマスクをしていない人は1〜3人。彼らはマ…

「美しくなければ生きてる意味なんてない。」

鏡の中の自分に見惚れる日もあれば、自分なんて何も美しくない足りないと嘆き縮こまって消えたくなるときがある。 99%の人が僕の容姿を見れば、まさかそんなことを思っているとは誰も思わないだろうし、女友達からはむしろ「憧れ」的な値にされていたりする…

女性の悦び

強がりたい時には全身真っ黒を纏い、上半身は革でかため、強い女になりたい時にはヒールを履きかっかっと音を鳴らして地を蹴りサングラスをする。周りからはジロジロ見られ「めっちゃいい女じゃね?」とか、わざと聞こえるように「かわいぃ〜」と言ってくる…

リスキーゲーム

財布が一つなのは、リスキーだ。 仕事が一つなのも、リスキーだ。 帰る場所が一つなのも、知っている国が日本だけなのも、すべてはリスキーだ。 地震で感じた生きづらさと「依存先増幅」の勧め - BOKETTO ↑同じ様なことを、地震があった時に書いている。 何…

小さな女の子の末路

小さな女の子は、自分より大きな愛を持ちながら、いつどんな時も手放さなかった。それは重たくなく、軽くてどこまでも飛んでいきそうな軽快なものだったので、受け取った人がまたそれを周りに広げていった。小さいながらに誰よりも愛を身につけた人だった。 …

恋愛をFXに例えると

恋愛をざっくりFXに例えると。「全ての資金」が自分だとして、「市場」が相手だとする。また市場に投入するお金を相手に与える愛情や行動とし、市場の動きはそのまま、相手のテンションや忙しさや人生の山谷とする。ここまでで、なんだか小難面倒くさい(笑) …

永遠の夕日

生まれてから死ぬまでずっと夕日の空だったら、その美しさにずっと見惚れることは出来るだろうか。 僕はきっと、「YES」だ。でも多くの人は美しい美しくないのジャッジマンにすらならずに「見なくなる」(興味がなくなる)のだと思う。 世の男が何百人、何千…

苦手な女が誰よりも多い僕は「女」という生物への美意識が異常に高いだけ、やねん。

早くバイクに乗りたい。 今日は「良い子」のブログじゃない。 僕の感性的に、料理やピアノはギャップが必要で似合わなくてなんぼ。「似合わない女」が出来るからこそカッコイイ。似合う女じゃつまんない。対してバイクは「似合う女」の方がカッコイイ。 もう…

たいよう

今日も太陽は昇った。 真っ白な部屋。天井から流れる穏やかなピアノと女性の歌声が、ぼんやりとした朝日と優しく共鳴している。 この穏やかさとは正反対の、変な夢ばかり見た。 感情が爆発、というより静かに激しく啜り泣いている僕を、どこにも安堵させる場…

寝ても覚めても、いやむしろ寝ないで料理したい。

は嘘で、どっぷり一日中、仕込みや長時間何かを煮込んで出汁を取ったり、合間に料理本を読んだり、大好きなステンレスと「作業」の空間と音だけに囲まれたい。それだけで疲れ果てて一日を終え、ベッドにダイブしたい。誰かに食べてもらうのは翌日でも良い。(…

【導く天使】僕と彼女と車椅子

ぼくは二週間ほど風邪をひいた。そんな時は100パーセントの確率で頑張りすぎや我慢が原因だ。そんな自分の体などすっかり熟知してきたはずなのに、まだこうして体にサインを出してもらわなければ体の声を聞いてあげられない自分にがっかりする。けれども…

ストリートピアノはきらい

また期間限定で、今度は地下鉄の構内にストリートピアノが置かれた。 と、ママが教えてくれたけれど、一瞬はテンションがあがるもののあまり気が向かない。 ずーっと置きっぱなしであれば、弾きたい人も常に混む訳でもないから、注目を浴びたいだけのドヤ顔…

クリスマス

去年の今頃、ドイツに飛んだ。深い意味は無い。「クリスマスはヨーロッパがいい。」そんなことを言っていた。 僕はキリスト教でもないし、この歳になってサンタさんが来る訳でもないけれど、なぜか行事の中ではクリスマスが一番心地よく、わくわくするのだ。…

SHE'S / Letter

僕らは大切な人から順番に傷つけてしまっては後悔を重ねていくそれでも愛したり愛されたいと願っているあなたを守れるほどの優しさを探している 僕らは信じたい人から順番に疑ってしまっては自分を嫌っていくそれでも触れたくて心の奥へ歩み寄るあなたを覆い…

消える命

I will die for you and I will live for youI will cry for you because you're the told me how

可愛げ

怒りの奥にあるのは、哀しさだ。 ぼくが怒りという目立ちたがりの感情に騙されずに、ちゃんと自分のそれに気付ける時は、お風呂かベッドに潜ってピアノの音色に浸った時である。 さっきまで荒々しく火をぶちかましていた山から、一筋の純水が流れる様に、そ…

オーラの出し方

昨日街を歩いていたら、もう描いている道を歩けてる自分がいた。 みなが振り向いた。 自分でもオーラの放ちを感じた。 くそなナンパなど寄せ付けなかった。 サングラスをしなくとも、 久しぶりに堂々とそれを味わった。 “ぼくはこんな所を歩いてる場合じゃな…

目醒ます時

僕はこの平和ボケした、というより歴史や真実を知らないでアメリカの思うつぼに踊らされている日本が嫌なんだ。確かに土の下を剥がないで、綺麗な花だけを見ていたらこの国はとても平和だ。けれど引きこもりも自殺の数も、働く時間も働き方も、自己肯定感の…

そらと子供

空は知っている ぼくたちが苦しむ必要のないことを 僕らは昔しっていた この世は楽しいことしかないことを それはどうかな 「ちがうよ、んな訳ねぇだろ」 と言う人が沢山いるのを余所に、 そうよ〜と楽しそうに生きる人がいる。 校庭ではしゃげる子供が 雨で…

休符

上手いピアニストは休符がある。 下手なピアニストは休符がない。 上手いピアニストには音の響きと、響いた空間の空気を感じられる余裕があるけれど、下手なピアニストは自分の音を聴くのに精一杯で休符すら感じられない。 もっと下手なら、自分の音すら聴く…

どうにもこうにも

一人になりたい時がある 朝でも夜でもなく ずーっと夜の中で 終わらない夜に埋もれたい時がある そこにあるのは夜の黒さに紛れて散らばった、黒い音符だけでいい それら全てに優しく抱かれて そっとそのままねむりたい だれにも、たいようにも照らされず そ…

愛をしらぬ人

ぼくらは愛し方も 愛され方も 学校で習うわけでもなく そうなればどう愛されてきたか それだけが 自分の中での知っている愛になる 映画の世界でどれだけ愛を見ても 愛を形成する食材は親からの愛に尽きる その形が歪であれば それを受け取って育った子も歪に…

ロエベ

愛していた財布が消えた。 中の現金はどうでもいい。あの財布が誰かに取られたことがショックで病む。 仮に30万入っていたとしても、それはまた稼げば良い。また手に入る。 あの誰よりも優しい鞣し革だったあいつとの別れが辛くて仕方ない。 いつも磨いてあ…

黒カレー

久しぶりに一人で外食をした。 無駄に美味く感じた。 母の手料理を食べる機会もなくなり 自分は誰かに作る方で 腹が減ればコンビニでは簡単に何でも食べられてしまい お洒落なレストランの物理的に美味しい料理も好きだけれど 近所の人や昼休みのサラリーマ…

10000時間の法則と運動会の小学生

おれがあの日ピアノを弾くと みんなが喜んだ おれがあの日パスタを振る舞うと 彼は感動した おれがあの日アコーディオンを弾くと 友人は涙した おれがあの日写真を撮ってやると 彼女は美しい自分を知った おれに出会った人たちが おれに出会った良い大人たち…

オナニー

いやはや馬鹿ばっかりだ なにぶん馬鹿ばっかりだ どうにも馬鹿ばっかりだ はなはだ馬鹿ばっかりだ おおよそ馬鹿ばっかりだ えてして馬鹿ばっかりだ 「結婚は人生の墓場だ」って アインシュタインの真似してアッカンベー 最近結婚した渡辺くんが 自慰していた…

ものもらい

目に麦粒腫がポツ、ポツとふたつできた。 夜中に異物感が凄く起き、瞬きが痛くて涙が出たが、こうなって初めて“目”という機能を通して自分がこの世界を“見る”という作業が出来ていることを知る。 もしも目が見えなくなれば、僕が行きたがっていたまだ行った…