目に麦粒腫がポツ、ポツとふたつできた。 夜中に異物感が凄く起き、瞬きが痛くて涙が出たが、こうなって初めて“目”という機能を通して自分がこの世界を“見る”という作業が出来ていることを知る。 もしも目が見えなくなれば、僕が行きたがっていたまだ行った…
端から端まで飛んだ 人間に創られたものではない真緑が生き生きと在り、急ぎ行く人が居なくなり、そこに止まった列車もホームも静かに固まっているだけだった。 自動車学校は二時間の予定だったが、一時間のみ頑張った後に残った僕の身体は見事な抜け殻とな…
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