散らばった四人の家族の、想いが夫々どこを浮かんでいるか分からないまま、月日は過ぎる。僕の想いは独りでに宙ぶらりんのまま、五線譜からはみ出したピアノの音符の様にひとりぼっちだ。 今すっぴんで外を歩いても僕の目に力が漲切っているのは、この地球に…
皆がいま、自分のことで精一杯である。 精一杯同士で上手く愛し合えるのは、女友達同士だけである。 精一杯な男は精一杯な女には気付けない。 精一杯な女は精一杯な男に気付かれない。 精一杯な人間は いっぱいいっぱいの人間は 自分を犠牲にし 誰かを愛する…
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